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年末商戦に間に合わせる中国仕入れ|発注時期と失敗しないための7つのポイント

年末は、EC販売事業者にとって一年の中でも特に重要な販売シーズンです。

ブラックフライデーから始まり、クリスマス、年末セール、年始の初売りや福袋まで、大きな販売機会が続きます。

 

一方、中国仕入れを行っている場合、

「注文した商品が予定通り届かない」
「販売開始日に在庫が間に合わない」
「追加発注したいのに納期が長くなっている」

といったトラブルが起こりやすい時期でもあります。

 

特に年末は、中国国内の工場や物流だけではなく、日本国内の配送も混み合います。

そのため、通常期と同じ感覚で仕入れスケジュールを組むのはおすすめできません。

 

この記事では、中国仕入れで年末商戦に備えるために知っておきたい発注時期や納期、検品、国際物流などのポイントを7つに分けて解説します。

1年末商戦の中国仕入れは「販売日」から逆算する

年末商戦の商品を仕入れる際、最初に考えるべきなのは「いつ発注するか」ではありません。

 

重要なのは、

「いつから販売したいのか」

を先に決めることです。

 

例えば、11月下旬のブラックフライデーに販売したい商品と、12月中旬のクリスマス需要を狙う商品では、必要な入荷時期が異なります。

2026年も11月からブラックフライデーなどの年末商戦が本格化し、12月にはクリスマス、年末セール、年始商戦へと続きます。

販売開始日に商品が届けばよいわけではありません。

 

中国から日本へ商品を輸入した後にも、

・商品の受け取り
・日本国内での確認
・商品撮影
・商品ページ作成
・各ECモールへの商品登録
・FBA、RSL、ZOZOなど各倉庫への納品

といった作業が必要になる場合があります。

 

そのため、

販売開始日 → 国内倉庫への納品日 → 日本到着日 → 中国出荷日 → 検品完了日 → 商品発注日

という順番で逆算して考えることが大切です。

2年末商戦に向けた中国仕入れ7つのポイント

1.通常より早めに発注する

 

年末商戦の商品は、できるだけ早めに発注することが基本です。

11月から12月は、日本だけでなく世界的に物流量が増える時期です。

 

また、中国仕入れでは商品を注文してから、

注文
↓
中国国内配送
↓
倉庫到着
↓
検品
↓
梱包
↓
国際配送
↓
日本到着

という複数の工程があります。

 

どこか一つの工程が遅れるだけでも、日本到着日が後ろにずれる可能性があります。

さらに、OEM商品の場合は既製品の仕入れよりも余裕が必要です。

サンプル作成、修正、量産、検品などがあるため、販売予定日から十分に逆算して生産を開始する必要があります。

「去年はこの日程で間に合ったから今年も大丈夫」と考えるのではなく、繁忙期には余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

 

 

2.売れ筋商品は追加発注ではなく事前に在庫を確保する

 

年末商戦でよくある失敗が、

「売れてから追加発注すればいい」

と考えてしまうことです。

 

通常期であれば、この方法でも在庫をコントロールできる場合があります。

しかし年末は、販売が伸びてから中国へ追加発注しても、再入荷までに時間がかかり、商戦そのものが終わってしまう可能性があります。

 

特に、

・冬物アパレル
・バッグ
・ファッション小物
・クリスマス関連商品
・ギフト商品
・防寒用品
・生活雑貨

など、販売時期が限られている商品は注意が必要です。

 

売れ筋になる可能性が高い商品については、ある程度の販売数量を予測し、通常より多めに在庫を確保しておく方法も検討しましょう。

ただし、過剰在庫になると利益を圧迫します。

すべての商品を大量発注するのではなく、

売れ筋商品は厚め、テスト商品は少量

というように商品ごとに仕入れ数量を分けることが重要です。

 

 

3.仕入先の「在庫あり」をそのまま信用しない

 

中国ECサイトで「在庫あり」と表示されていても、必ずしもすぐ発送されるとは限りません。

特に1688や淘宝などでは、商品ページ上の在庫表示と実際の在庫状況が異なる場合があります。

 

注文してから、

「一部カラーだけ在庫がない」

「このサイズだけ取り寄せになる」

「次回入荷まで数日かかる」

と分かるケースもあります。

年末商戦では、この数日の遅れが大きな影響につながります。

 

特に大量発注する場合や販売開始日が決まっている場合には、購入前に仕入先へ実際の在庫状況を確認することが大切です。

 

OEMの場合も同様です。

生地、パーツ、ファスナー、ボタン、タグなどの資材が揃っているかによって、生産期間が変わることがあります。

商品本体だけではなく、必要な資材まで含めて確認しましょう。

 

 

4.検品期間を削らない

 

「納期がギリギリだから検品を簡単にしよう」

と考えてしまうことがあります。

しかし、販売量が増える年末だからこそ、検品は重要です。

 

年末に大量の商品を販売した後、

・汚れ
・傷
・縫製不良
・サイズ違い
・カラー違い
・数量不足
・付属品不足

などが発覚すると、返品や交換対応が一気に増える可能性があります。

商品到着を数日早めるために検品工程を削っても、その後の返品対応にさらに多くの時間と費用がかかってしまえば意味がありません。

特にアパレル商品では、

縫製
サイズ
色差
汚れ
ほつれ
ボタン
ファスナー
タグ

など、商品によって確認すべきポイントが異なります。

繁忙期だからこそ、必要な検品期間もあらかじめ仕入れスケジュールに含めておきましょう。

 

 

5.国際配送は「最安値」だけで選ばない

 

中国仕入れでは国際送料が利益率に大きく影響します。

そのため、できるだけ送料を抑えたいと考えるのは当然です。

しかし、年末商戦の商品については、

送料だけでなく納期とのバランス

を見ることが重要です。

 

例えば、輸送費が多少安くても販売予定日に間に合わなければ、その商品から得られるはずだった売上を失ってしまいます。

反対に、すべての商品を最短の配送方法で送れば、物流コストが高くなります。

そこで、

・販売開始が近い商品
・売れ筋商品
・追加在庫が必要な商品

は納期を優先し、

・販売時期まで余裕がある商品
・大量の商品
・すぐ販売しない在庫

はコストを優先するなど、商品ごとに配送方法を使い分けるのも一つの方法です。

 

「最も安い物流方法」ではなく、

販売計画に合った物流方法

を選ぶことが重要です。

 

 

6.日本到着後の日数まで考えておく

中国から発送された商品が日本に到着した時点で、仕入れが完了するわけではありません。

EC販売では、その後にさまざまな作業が発生します。

 

例えば、

・国内倉庫への移動
・商品の確認
・ラベル貼り
・JANシール貼付
・セット組み
・商品撮影
・Amazon FBAへの納品
・楽天RSLへの納品
・ZOZO倉庫への納品

などです。

 

特に物流が混み合う時期は、日本国内の配送にも通常より時間がかかる可能性があります。

そのため、

「12月1日から販売したいから11月30日に日本へ到着すればいい」

というスケジュールでは余裕がありません。

ECモールの倉庫を利用する場合は、倉庫への到着後、販売可能な在庫として反映されるまでの時間も考えておく必要があります。

 

中国側だけを見るのではなく、

最終的に販売できる状態になる日

を基準にスケジュールを作りましょう。

 

 

7.年末だけでなく年明けまで見据えて仕入れる

 

年末商戦の仕入れでは、12月31日までの販売だけを考えがちです。

しかし、EC販売ではそのまま年始商戦へ続きます。

年始には、

・初売り
・福袋
・冬物セール
・新生活商品の準備

など、新たな販売機会があります。

そのため、年末商品の在庫を考える際には、

「12月に何個売れるか」ではなく「1月までに何個売れるか」

という視点を持つことも重要です。

 

季節性が強い商品は在庫を残しすぎないよう注意が必要ですが、定番商品や通年販売できる商品であれば、年明け分まで含めて仕入れておくことで在庫切れを防ぎやすくなります。

3年末商戦で仕入れを検討したい商品例

年末商戦では、季節性が高く、購入目的がはっきりしている商品が動きやすくなります。

ただし、流行だけを追って大量に仕入れるのではなく、自社の販売チャネルや既存顧客との相性を見ながら商品を選ぶことが大切です。

ここでは、中国仕入れで比較的検討しやすい商品カテゴリーをいくつか紹介します。

 

1.マフラー・手袋・ニット帽などの防寒小物

冬の定番商品として扱いやすいのが、防寒小物です。

マフラー、手袋、ニット帽、イヤーマフなどは、アパレル商品と比べてサイズ展開が少なく、比較的販売しやすいカテゴリーです。

また、単品販売だけでなく、ギフトセットや冬物コーディネートの関連商品として提案しやすい点もメリットです。

カラーや素材感、デザインの違いによって商品展開もしやすいため、年末商戦向けの商品ラインナップを増やしたい場合に検討しやすいでしょう。

 

 

2.ルームウェア・パジャマ

寒い時期は、自宅で過ごす時間に関連する商品の需要も高まりやすくなります。

特に、

・裏起毛ルームウェア
・もこもこ素材のパジャマ
・セットアップ
・ルームソックス

などは、冬らしさを打ち出しやすい商品です。

ギフト需要とも相性がよく、クリスマスや年末年始の商品として展開しやすいカテゴリーのひとつです。

OEMを行う場合は、オリジナルカラーや刺繍、ブランドタグなどを追加することで差別化もしやすくなります。

 

 

3.冬物バッグ

バッグは通年販売しやすい商品ですが、秋冬は素材を変えることで季節感を出せます。

例えば、

・ファー素材
・ボア素材
・キルティング
・スエード調
・コーデュロイ

などを取り入れたバッグは、冬物ファッションとの相性が良くなります。

トートバッグ、ショルダーバッグ、ミニバッグなど形状の選択肢も多いため、自社の客層に合わせて商品を選びやすいのも特徴です。

 

 

4.スマホケース・ポーチなどの小物

年末商戦では、比較的購入しやすい価格帯の商品も重要です。

スマホケースやポーチ、カードケース、ミニ財布などは、単価を抑えやすく、ついで買いやギフト需要も狙いやすい商品です。

また、サイズが小さいため、アパレルや大型雑貨に比べて国際物流のコストを抑えやすい場合があります。

カラー展開や柄を増やしやすいため、SKUを増やして商品ページを充実させたい事業者にも向いています。

 

 

 

5.収納・整理用品

年末から年始にかけては、大掃除や新生活準備に関連する商品にも注目できます。

例えば、

・衣類収納ケース
・小物収納ボックス
・引き出し収納
・バッグ収納
・キッチン収納用品

などです。

特に年明けは「部屋を整理したい」「生活環境を整えたい」という需要が生まれやすいため、年末商戦だけでなく1月以降も販売しやすい商品を選ぶと在庫リスクを抑えやすくなります。

 

 

6.ギフト向け雑貨

クリスマスや年末年始は、プレゼント需要が高まる時期でもあります。

アクセサリーケース、ミラー、ポーチ、インテリア雑貨、文房具などは、ギフト向け商品として展開しやすいカテゴリーです。

商品そのものだけでなく、

・専用箱
・OPP袋
・紙タグ
・ギフト包装

などを組み合わせることで、販売時の見せ方を変えることもできます。

中国仕入れでは商品だけを仕入れるのではなく、梱包資材や付属品まで含めて設計すると、よりオリジナル性を出しやすくなります。

 

 

 

7.春先まで販売できる定番商品

年末だからといって、冬物だけを仕入れる必要はありません。

年末から年始にかけて仕入れるのであれば、春先まで販売できる商品を組み合わせることも重要です。

例えば、

・カーディガン
・薄手ニット
・バッグ
・帽子
・アクセサリー
・生活雑貨

などは、デザインによって比較的長期間販売できます。

季節商品だけで構成すると、販売時期を逃した際に在庫が残りやすくなります。

そのため、

冬限定商品+通年商品+春先まで販売できる商品

というように、販売期間の異なる商品を組み合わせて仕入れるのも一つの方法です。

 

 

 

商品選びでは「売れそう」だけで決めない

年末商戦では、売れ筋商品を探すことも重要ですが、それ以上に、

・仕入れ価格
・最低ロット
・在庫状況
・国際送料
・検品のしやすさ
・販売できる期間
・競合商品の価格

まで確認する必要があります。

 

特に中国仕入れでは、商品単価が安く見えても、サイズや重量が大きい商品は国際物流費が高くなることがあります。

また、季節性が強すぎる商品は、販売開始が遅れた場合に値下げ販売が必要になる可能性もあります。

 

商品を選ぶ際は、

「いくらで仕入れられるか」ではなく「最終的に利益を残せるか」

という視点で判断することが大切です。

4OEM商品を年末商戦で販売するなら、さらに早めの準備を

既製品の中国仕入れと比較すると、OEM・ODM商品はさらに長い準備期間が必要です。

 

OEMでは一般的に、

 

商品企画
↓
工場選定
↓
見積もり
↓
サンプル作成
↓
サンプル確認・修正
↓
量産
↓
検品
↓
梱包
↓
国際配送

 

という流れになります。

 

特に、オリジナルカラーやオリジナルパーツ、生地の変更などを行う場合は、材料の手配にも時間がかかることがあります。

また、一度作ったサンプルで必ず量産へ進めるとは限りません。

 

サイズ、色、生地、縫製、仕様などを変更すれば、再度サンプルを作る場合もあります。

 

そのため、

「販売開始日から逆算して、どこまでにサンプルを完成させる必要があるか」

を考えることが重要です。

 

年末商戦直前になってからOEMを開始するより、次の販売シーズンまで見据えて早めに商品企画を進める方が、より完成度の高い商品を作りやすくなります。

5年末の中国OEMで注意したいポイント

年末にOEM生産を行う場合、特に注意したいのが工場の生産スケジュールです。

工場には自社だけではなく、さまざまな企業から注文が入っています。

 

繁忙期に注文が集中すると、

・生産開始まで時間がかかる
・通常より納期が延びる
・材料の入荷待ちになる
・希望する納期で生産できない

といったケースも考えられます。

 

また、中国仕入れでは年末商戦だけでなく、その先の春節も考えておく必要があります。

中国の大型連休前後は、工場や仕入先、物流会社などの営業状況が通常とは異なる場合があります。

 

特にOEM商品は、春節直前に量産を依頼するとスケジュールが大きくずれる可能性もあるため、翌年の商品まで早めに計画しておくことをおすすめします。

既製品仕入れの場合も、春節前には注文が集中しやすくなるため、年末から翌年にかけて販売する商品については早めに在庫計画を立てておきましょう。

6中国仕入れは「商品価格」だけでなくスケジュール管理も重要

中国仕入れでは、商品を安く仕入れることに注目しがちです。

もちろん仕入れ価格は重要ですが、EC販売ではそれと同じくらい

「必要な商品を、必要なタイミングで販売できること」

が重要です。

 

商品単価を数十円安くできても、販売機会を逃してしまえば結果的に大きな機会損失になる可能性があります。

 

特に年末商戦のように販売時期が決まっている商品では、

仕入れ価格
+
検品
+
国際物流
+
納期
+
在庫数量

まで含めて考える必要があります。

7まとめ|年末商戦の中国仕入れは早めの準備が重要

年末商戦は、EC販売事業者にとって売上を伸ばす大きなチャンスです。

一方、中国仕入れでは商品を注文してから販売できる状態になるまで、複数の工程があります。

特に意識したいのは、

  1. 通常より早めに発注する
  2. 売れ筋商品の在庫を事前に確保する
  3. 仕入先の実在庫を確認する
  4. 検品期間を確保する
  5. 納期に合わせて国際配送を選ぶ
  6. 日本到着後の作業まで逆算する
  7. 年明けの販売まで考えて仕入れる

という7つのポイントです。

 

「いつ注文するか」ではなく、

「いつ販売したいのか」から逆算すること。

 

これが年末商戦の中国仕入れで失敗を減らすための基本です。

 

 

さくら代行では、中国商品の買付から検品、OEM・ODM、各種付加価値作業、国際物流まで、中国仕入れに必要な業務を一貫してサポートしています。

Amazon FBA・楽天RSL・ZOZOなどの指定倉庫への納品にも対応しているため、年末商戦に向けて仕入れスケジュールを見直したい方や、中国からの商品仕入れ・OEMを検討している方は、お気軽にご相談ください。

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