防災庁発足で注目される防災用品|携帯トイレ・給水バッグ・防災ポーチを中国OEMで商品化する方法
2026年11月2日、日本の災害対策を担う新たな組織「防災庁」が発足しました。
発足に合わせて、細野豪志防災大臣は全国民に対し「事前防災徹底のための緊急要請」を発表。
水や食料、携帯用トイレなどを最低3日分、できれば1週間分備蓄するよう呼びかけました。
今回の要請は、特定の地震や災害の発生を予告するものではなく、日頃からの防災対策を徹底することが目的です。
こうした動きを受けて、EC事業者にとっても改めて注目したい商品カテゴリーが「防災用品」です。
特に、携帯トイレ・給水バッグ・防災ポーチなどは、実用性が高く、仕様やセット内容を工夫することでオリジナル商品として展開できる可能性があります。
今回は、中国仕入れ・OEM・ODMをサポートするさくら代行が、防災用品の備蓄目安と、中国OEMで企画できる具体的な商品、販売する際の注意点を解説します。
1

今回の緊急要請では、家庭での日頃の備えとして、主に次の5つが挙げられました。
-
・住宅の耐震化や家具の固定
-
・水・食料・携帯用トイレなどの備蓄
-
・ハザードマップや避難経路の確認
-
・非常用持ち出し品の準備
-
・防災訓練への参加
その中でもEC事業者が商品として提案しやすいのが、日常生活で備蓄できる防災用品です。
例えば、政府が示す飲料水の備蓄目安は、調理用を含めて1人1日3リットル。
1週間では21リットルが必要になります。
また、携帯トイレについては、経済産業省が1人1日5回、1週間で35回分を備えることを推奨しています。
4人家族なら、1週間で140回分の携帯トイレが目安です。
こうした具体的な備蓄数量は、単品商品だけでなく、家族人数や使用日数に合わせた防災セットを企画する際にも参考になります。
2
中国には防災用品やアウトドア用品、生活雑貨を製造する工場があり、既存製品を活用したOEMから、仕様を変更するODMまで、さまざまな商品開発の選択肢があります。
ここでは、Amazon・楽天市場・自社ECなどで販売する事業者向けに、商品化を検討したい防災用品を紹介します。
① 携帯トイレ・非常用トイレ
防災用品の中でも、備蓄数量を具体的に提案しやすい商品です。
地震や断水によって水洗トイレが使用できなくなった場合に備え、携帯トイレは家庭や企業での備蓄に役立ちます。
中国OEMでは、便袋・凝固剤・防臭袋などを組み合わせたオリジナルセットの企画を検討できます。
OEM商品企画例
-
・1人用15回分・35回分の備蓄セット
-
・2人用70回分・4人用140回分の大容量セット
-
・凝固剤と排便袋を個別包装した携帯トイレ
-
・日本語の使用説明書付きオリジナルパッケージ
-
コンパクト収納タイプや長期備蓄向け商品
商品化の際には、凝固性能、袋の強度、液漏れ防止、保管条件などを確認することが重要です。
また、消臭・抗菌性能や長期保存年数を訴求する場合は、工場の説明だけでなく、合理的な試験データによる裏付けも必要になります。
単純な価格競争ではなく、「何人が何日間使用できるか」を分かりやすく伝えるパッケージ設計が、商品づくりのポイントです。
② 折りたたみ式給水バッグ
断水時の給水拠点で水を運んだり、生活用水を確保したりする際に役立つのが給水バッグです。
使わないときは小さく折りたためるため、収納スペースが限られる家庭にも適しています。
OEM商品企画例
-
・5L・10Lなどの容量別ラインアップ
-
・自立式・持ち手付き・注ぎ口付きタイプ
-
・透明タイプやオリジナルカラー
-
・企業ロゴ・ブランドロゴの印刷
-
・日本語の取扱説明書・パッケージ制作
給水バッグは、水を運ぶ機能だけでなく、満水時の持ちやすさ、安定性、注ぎやすさも商品選びのポイントになります。
特に注意したいのが、飲用水に使用する製品と、生活用水専用の製品を明確に区別することです。
飲用水に使用するバッグは、食品衛生法に基づく器具・容器包装の規格基準への適合確認が必要になります。
中国工場で製造可能な商品であっても、そのまま日本で飲料水用として販売できるとは限りません。
素材の適合資料や使用条件を確認したうえで商品化を進めることが大切です。
なお、給水バッグは飲料水そのものの備蓄に代わるものではなく、備蓄水と併用する防災用品として提案するのが適切です。
③ 防災ポーチ・携帯用防災セット
日常的に持ち歩ける防災用品として、商品展開を検討したいのが防災ポーチです。
非常持ち出し袋とは別に、通勤・通学・外出中の災害に備える商品として企画できます。
OEM商品企画例
-
・撥水素材を使用したコンパクトポーチ
-
・透明窓付きの中身が確認しやすいタイプ
-
・カラビナ付き・バッグ取り付けタイプ
-
・ブランドロゴ入りオリジナルポーチ
-
・ホイッスル・アルミブランケット・簡易トイレなどのセット商品
ポーチそのものの素材やカラー、形状を変更するだけでなく、収納するアイテムの組み合わせでも差別化できます。
例えば、「通勤用」「女性向け」「子ども向け」「旅行用」など、使用する人やシーンに合わせた商品企画も考えられます。
特に、アパレルやファッション雑貨を販売するEC事業者にとっては、デザイン性と実用性を組み合わせた防災ポーチも検討しやすいカテゴリーです。
④ 防災リュック・非常用持ち出し袋
災害時に必要な物資をまとめて持ち運ぶための防災リュックも、OEMを検討できる商品です。
容量やポケットの配置、反射材、素材の種類などを工夫することで、一般的なリュックとの差別化を図れます。
例えば、玄関に置いても違和感のないシンプルなデザインや、軽量で背負いやすい仕様などが考えられます。
家族向けの大容量タイプ、1人暮らし向けのコンパクトタイプなど、用途に合わせたシリーズ展開も可能です。
⑤ アルミブランケット・防寒シート
薄く折りたためるアルミブランケットは、防災ポーチや防災リュックとのセット販売にも組み込みやすいアイテムです。
OEMではサイズ、厚み、収納袋、パッケージなどを検討できます。
商品化の際は、破れにくさや寸法、使用上の注意点を確認し、保温性能を表示する場合には根拠を用意することが重要です。
⑥ 防水ポーチ・防水ケース
災害時にスマートフォンや書類、小物類を水から守るための防水ポーチも商品企画の候補になります。
ストラップ付き、透明窓付き、複数サイズなどの仕様が考えられます。
防水性能は製品構造によって異なるため、実際の用途に合った試験や品質確認を行ったうえで販売する必要があります。
⑦ オリジナル防災セット
複数の防災用品をまとめたオリジナルセットも、EC事業者が自社ブランドを展開する方法の一つです。
例えば、次のような商品構成が考えられます。
1人暮らし向け防災セット
携帯トイレ・アルミブランケット・ホイッスル・防災ポーチなどを組み合わせたコンパクトセット。
ファミリー向け防災セット
人数に応じた携帯トイレ、給水バッグ、衛生用品などを組み合わせた家庭向けセット。
企業向け防災備蓄セット
従業員向けに配布しやすい個別包装の商品を組み合わせ、企業ロゴなどを入れたセット。
既存商品の組み合わせであっても、セット内容やパッケージ、日本語説明書を工夫することで独自の商品づくりにつなげられます。
※各商品のOEM可否、最小ロット、仕様変更範囲などは工場や製品によって異なります。
3
防災用品の販売では、既製品を仕入れる方法と、OEMでオリジナル商品を開発する方法があります。
中国OEMを活用するメリットの一つは、商品の仕様やパッケージ、セット内容などを自社の販売方針に合わせて検討できることです。
例えば、携帯トイレならセット数量や包装方法、給水バッグなら容量や形状、防災ポーチならサイズや素材などが差別化のポイントになります。
また、1688などを活用した既製品の調達と、工場へのOEM相談を組み合わせることで、商品企画の選択肢を広げることもできます。
ただし、すべての工場が小ロットでのオリジナル生産に対応しているわけではありません。
新規金型の必要性、最低発注数量、サンプル費用、製造期間などを事前に確認することが重要です。
4
防災用品は、万が一の場面で使用される製品です。
そのため、デザインや仕入れ価格だけでなく、実際に使用できる品質を確保することが欠かせません。
特に次の項目は、OEMを進める段階で確認しておきたいポイントです。
品質・性能の確認
携帯トイレの凝固性能や袋の強度、給水バッグの漏水、ポーチのファスナーや縫製など、商品ごとに適切な検品項目を設定します。
日本の法規制・表示への対応
飲料水用の給水バッグでは食品衛生法への対応が必要です。
また、製品の種類によっては電気用品安全法など、別の法令が関係する場合もあります。
日本語の説明書・パッケージ
使用方法、使用上の注意、材質、容量、保管方法などを、購入者が理解しやすい日本語で案内することが大切です。
備蓄期間・使用期限の根拠
長期保存可能と表示する場合は、原材料や包装、保管条件などを確認し、合理的な根拠に基づいて表記する必要があります。
防災用品だからこそ、単に安く仕入れるのではなく、品質と安全性を確認したうえで商品化を進めることが重要です。
5
さくら代行では、中国の商品仕入れからOEM・ODM生産、検品、梱包、国際物流まで一貫してサポートしています。
防災用品の商品開発においても、商品の種類やご希望の仕様に応じて、中国の仕入れ先・工場の調査やOEM対応の可否確認を進めることができます。
① 1688での商品調査・工場選定
携帯トイレ・給水バッグ・防災ポーチなど、ご希望の商品について中国の仕入れ先や製造工場を調査します。
② OEM・ODMの相談
ロゴ印刷、カラー変更、素材・サイズの調整、オリジナルパッケージなど、ご希望の仕様を確認し、対応できる工場との交渉をサポートします。
③ サンプル確認・商品検品
量産前のサンプル確認や、入荷した商品の数量・外観・仕様などの検品に対応します。
性能試験や法令適合確認が必要な商品については、別途確認が必要です。
④ セット組み・ラベル貼り・梱包
防災用品を複数組み合わせる場合のセット組み、商品ラベル貼り、OPP袋入れ、指定の梱包などもご相談いただけます。
⑤ 日本への国際物流・EC向け納品
中国から日本への国際輸送に加え、Amazon FBAや楽天RSLなど、販売先の納品要件に応じた出荷についてもサポートしています。
商品開発から販売までの工程をまとめて相談できることは、中国OEMに取り組むEC事業者にとって重要なポイントです。
6
防災用品は、大きな災害が発生したときだけ必要になる商品ではありません。
家庭での備蓄品の見直し、使用期限に応じた買い替え、新生活に合わせた防災セットの準備、企業の備蓄品整備など、さまざまな使用場面があります。
今回の防災庁発足と緊急要請をきっかけに、備蓄品を改めて確認する人もいるでしょう。
EC事業者にとって大切なのは、一時的なニュースによる関心だけを捉えるのではなく、日常の防災対策に役立つ商品を企画することです。
携帯トイレなら使用回数や品質、給水バッグなら安全性と使いやすさ、防災ポーチなら携帯性と収納内容など、それぞれの商品の実用性を考えた商品づくりが重要になります。
7
2026年11月2日の防災庁発足に伴い、家庭や企業における事前防災の重要性が改めて呼びかけられました。
携帯トイレ・給水バッグ・防災ポーチをはじめとする防災用品は、中国仕入れやOEM・ODMを活用した商品開発を検討できるカテゴリーです。
さくら代行では、1688の商品調査から中国工場との交渉、OEM・ODM、検品、梱包、日本への発送まで、EC事業者の商品仕入れを幅広くサポートしています。
「オリジナルブランドの防災用品を作りたい」
「携帯トイレや給水バッグを中国から仕入れたい」
「防災ポーチや防災セットをOEMで企画したい」
このようなご相談がありましたら、ぜひさくら代行までお問い合わせください。
さくら代行 公式サイト









